【箱根八里を歩く】街道さんぽ 東海道編 三島宿から小田原宿 32キロ その2

東海道編

昼食を済ませて、エネルギーも充填完了。

小田原宿までの後半戦のスタート!!

ここからは基本下り坂が多くなるはず…

まずは箱根の宿場町を目指します。

【道のり】

①箱根峠〜箱根宿

国道から外れてまずは狭石坂を下ります。

いきなり急な下り坂!!

風越坂・釜石坂・赤石坂と名前のついた坂を下っていきます。

石畳になっている箇所で、木が生い茂って陽の当たらない場所はツルツルと滑りやすい💦

急坂を下り終わって平地をしばらく歩くと箱根宿はすぐです♬

宿場は芦ノ湖の畔にあり、メインストリートは外国人の観光客も多く、とても賑わっています。

箱根と言えば…

毎年、お正月恒例の箱根駅伝往路ゴール地点♬

箱根駅伝ミュージアムがあって、名選手たちが愛用した品々や、数々の名勝負シーンなどを展示しています😊

箱根駅伝ミュージアム | 長きに渡る箱根駅伝の歴史を展示
富士屋ホテルズ&リゾーツの運営する箱根駅伝ミュージアム。箱根駅伝往路ゴール・復路スタート地点の目の前にあり、長きに渡る箱根駅伝の歴史をテーマで区切って展示しているミュージアムです。

芦ノ湖がよく見える場所まで行って見ました😆

海賊船のような遊覧船が岸に接岸していて、多くの観光客が乗船しています。

遠くには富士山と山々が連なり、青い湖と雪を被った富士山、緑が眩しい周辺の山々…

めちゃくちゃ綺麗な景色でした!!

箱根宿 関所|箱根宿と箱根関所 箱根飲食物産店組合
<箱根飲食物産店組合公式サイト>その昔、東海道の宿場町として栄えた「箱根宿」。 そして同時期に設置された箱根関所とともに、箱根の中心的なエリアとして 箱根の中でも多くの人々でにぎわい、現在も多くの飲食店や物産店が軒を連ねています。 このページでは歴史ある貴重な古写真とともに、現在も残る往時の風情をご紹介します。

街道を進むと箱根関所があります。

威厳のある門を潜ると道の両側に建物があり、江戸時代は江戸防衛のため「入鉄砲と出女」を厳しく監視されていました。

この箱根関所は建物内を観覧する場合は料金が要りますが、通るだけなら無料です😊

関所の黒門
箱根町 箱根関所『よみがえった箱根関所』
江戸時代の箱根関所を完全復元。今も昔も箱根の旅はここから始まる。

②箱根宿〜畑宿

関所を過ぎると今度は「箱根杉並木」と石に彫られた道へと出ます。

ここもまたイイ道なんです!!

国道から外れた杉並木の中を歩きます。

静かで、陽の光が差す場所や日陰になっている場所のコントラストが美しい!!

のんびりとマイナスイオンを浴びながら歩くにはもってこいです!!

一里塚を過ぎて車道に合流。

車道は、歩いた方か早いと思うくらいの大渋滞💦

箱根神社の大鳥居があるところを右に曲り旧道へ。

ここからまた本格的な旧道になってきました!!

権現坂・天ヶ石坂・於玉坂と急な下り坂が続きます。

三島宿からの旧道ではハイカーの人とほとんど出会わなかったのに、小田原からの旧道では多くのハイカーの人達とすれ違います。

外国の方も多い!!

そう言えば…

中山道の妻籠宿と馬込宿の間の旧道でも同じでした!

外国人の方が数多く歩いていて♬

海外には無い風景なんですかね〜😊

甘酒と力餅が名物の甘酒茶屋で一服…

と思っていたのですが、こちらも観光客で混雑💦

諦めて先に進みます。

「ふっこみ坂」とも言われる追込坂、猿でもたやすく登れない急坂と言われた猿滑坂、橿木坂、その先には箱根の七曲りと…

木々の間から見える綺麗な景色を眺めながら、急坂を下って、一里塚のある間の宿畑宿到着でーす😊

麓にある湯本から箱根宿までの中間地点まできました😊

畑宿一里塚
畑宿本陣跡
畑宿:エリアガイド | 箱根ナビ
旧街道東坂のほぼ真ん中に位置する畑宿には、参勤交代の大名たちがひと休みした「本陣茗荷屋跡」などが残っています。江戸時代に畑宿で始まった寄木細工はいまも受け継がれています。「箱根寄木細工」の店が立ち並び、体験できるお店も多くあります。歴史と伝統工芸の町、畑宿についてご紹介します。

③畑宿〜小田原宿

畑宿から先も下り坂が続きます。

江戸時代の石畳道が残る大澤坂、仇討ちに赴く際に刀の切れ味を試すために巨石を真っ二つに斬り割ったとされる割石坂、急な坂道で婦人が馬から落馬して亡くなったことから名付けられた女転し坂(おんなころしざか)などなど…

さまざまな名前のついた坂を下って下って♬

特に大澤坂から割石坂の間は、江戸時代の石畳道が残っていて♬

昔の人もこの石畳を歩いて箱根を越えたんだなぁ…と思うと、同じ道を歩いていることが嬉しくなりました😊

女転し坂辺りからからは車道に出て歩道のない道を下ります。

ここでも木々の間から見える山並みがとても美しい!!

車道をどんどん下っていくと箱根湯本の温泉街が近づいてきました!

葛原坂を過ぎて温泉街へ。

東京から箱根に向かう入口にある箱根湯本は40以上も宿がある大きな温泉街です。

その間を抜けて東海道は進みます♬

三枚橋を渡ると峠道も終了〜😊

箱根の峠道を無事に踏破できました😊

箱根湯本観光協会【公式】観光・温泉・ホテル・旅館ガイド
箱根湯本・塔ノ沢の日帰り温泉、観光スポット、イベント情報などが盛りだくさん!グルメや土産店、モデルコースもご紹介します。特集ページでは、40軒以上のホテル、旅館から最適なお宿をご案内します。

でもまだ小田原宿までは約5キロ残っています。

国道沿いを歩いて、幕末の旧幕府軍と新政府軍との激戦地、山崎の古戦場の碑から旧道へ。

住宅街の間を抜けて小田原宿へと向かいます。

1903年に建築された内野邸

小田原宿上方口の桝形を過ぎると小田原宿です。

国道沿いの歩道を歩いていると、東京日本橋まで85キロと表示されています。

ついに100キロを切りました〜😊

そして今日のゴールとしていた「なりわい交流館」に到着〜♬

今日の旅はここまで。

小田原駅近くのホテルへと向かいました。

小田原駅から小田原城方向を望む
小田原宿を歩く
よここくナビは国土交通省関東地方整備局横...

【箱根八里は文字どおりの難所でした💦】

三島宿から小田原宿まで、箱根八里と言われる区間をなんとか歩ききりました♬

歩いた距離34キロ。

かかった時間は、10時間30分。

いや〜💦

長かった〜💦

この区間、三島宿から箱根宿までを西坂。

箱根宿から箱根湯本までを東坂と言われています。

西坂の方が東坂に比べて緩やかだった気がします。(それでも坂の連続ですが…)

西坂を歩いている時は、山中城趾付近以外は、登っている人にはほとんど出会いませんでしたが、東坂に差し掛かると数多くの人が登っておられました。

特に外国人の方が多い!!

西坂は復元された石畳が多いのですが、箱根峠を過ぎた辺りから昔の石畳が多く残っています。

日陰の場所はとても滑りやすくて歩きにくい💦

箱根宿は観光地になっているので、多勢の観光客が訪れていて、お店も沢山ありますが、それ以外の峠道はトイレはあってもお店はありませんのでご注意を。

東海道の難所として鈴鹿峠もありましたが、山は急だし距離も長い箱根峠の方が断然難所です!

今日は天気も良く、富士山や芦ノ湖の姿がとても綺麗でした。

昔の旅人も箱根の宿場に着いて芦ノ湖を見たらホッとしたでしょうね♬

(江戸時代の旅人は箱根の関所というもう一つ関門があったので余計に😆)

この旅で、神奈川県に入りました!

いよいよ関東地方の旅になります。

日本橋まで100キロを切って、日本橋のゴールまで近づいて来たのを実感した旅でした♬

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