いよいよ東海道最大の難所、箱根峠を越えて小田原宿へと向かう日がやって来ました!!
「箱根八里は馬でも越すが…」と唄われた全行程32キロの峠越えです。
これまでの街道歩きで難所と言われた峠越えを何箇所も歩いて来ました。
中山道の碓氷峠、和田峠、十三峠、琵琶峠、紀州街道の琵琶崖などなど…
全長32キロの道のりは、十三峠と琵琶峠を足した中山道の旅以来のロングコース。
日暮の時刻も早くなってきた11月。
明るいうちに歩き終えれるか…
不安を持ってのスタートとなりました。
2023年11月
①三島宿〜山中城址
スタートが遅くなると、日暮までに峠が越せなくなるので、前日に三島宿まで移動。
三島駅前のホテルに一泊。
当日は好天に恵まれ、朝6時にスタートです。
箱根に向かう県道の表示を見ながら、前回のゴール地点、三島大社前に向かいます。
早朝なのに多くの人が三島大社を訪れています。
近辺の方達でしょうか。
運動がてら散歩を楽しんでおられるようです。
県道を外れ、愛宕橋からは綺麗な富士山の姿が見えました😊
この辺りにお住まいの方々は、毎日見ている富士山なんて珍しくもないでしょうが、普段富士山をお目にかかることがない私は、富士山が見えるとテンションが上がってしまいます笑笑
そしてここからが今日のメインイベント、箱根八里、箱根旧街道の始まりです!!
まずは最初の今井坂を進み、JRの踏切をこえて石畳の愛宕坂が続きます。
国道1号線に出て、約1キロ続く松並木が残る石畳を登っていくと、両塚が残る錦田の一里塚があります。
一里塚そばの石板には、箱根関所跡まで13キロと表示されていて…
まだまだ先は長い😅
ダラダラとした緩やかな坂。
高速道路を跨いで、大きな箱根路の石碑を過ぎて住宅街の坂を進んでいくと石畳が残る臼転坂に出ました。
この坂、臼が転がるほどの坂だったそうで名前が付いたそうですよ。
臼転坂を過ぎると、足利尊氏創建の七面堂旧址碑のそばから今度は題目坂を登ります。
この題目坂、今は階段になっています♬
題目坂の階段では、野球のユニホームを着た小学生とすれ違い♬
挨拶を交わしながら登っていきました😊
この辺りの旧道はまだ住宅が立ち並んだ場所です。
見晴らしのいい場所からは富士山が絶景!!
住宅街の間を歩いて、こわめし坂と呼ばれる坂にやってきました。
案内板には…
急勾配で背負った米も人の汗や蒸気で蒸されて強飯(こわめし)のようになるからと…
なんか恐ろしい坂の出現💦
急勾配の坂をトレッキングポールを手に登って登って…
登った先にある笹原の一里塚になんとか到着〜💦
いや〜なかなか急な坂道でした〜💦
箱根関所跡まで9キロと書いた石板がありました。
まだ9キロもあります…💦
こわめし坂の次は上長坂。
坂道が続いて、石畳の道を登って国道に出ると、SKYWALKという大きなテーマパークが出現。
ここは日本最長の吊橋から富士山が見れるそうで、駐車場には朝からたくさんの車が!!
ちょっと覗いてみたい気もしましたが、まだまだ先は長い💦
そのまま通り過ぎましたが、吊橋と富士山はくっきり見えました😊
SKYWALKを過ぎると再び旧道へ。
現在の国道をショートカットするように旧道を進み、復元された石畳の道を登っていくと山中城口に到着でーす♬
ここは北条氏の出城で、豊臣秀吉との戦いで落城したお城があった場所です。
②山中城跡〜箱根峠
山中城跡からは、小枯木坂・大枯木坂・石原坂を登っていきますが、この辺りはとてもいい場所です😊
木洩れ陽が漏れる石畳の道♬
誰も歩いていない道を独り占めした気分で登っていきます♬
石原坂を登りきったところには接待茶屋跡の案内板がありました。
江戸中期から1970年までやっていたそうで、箱根を越える人や馬・牛に食料や水を施していたそうです。
いや〜!
車の無い時代、難所の箱根峠を越える人々には、とてもありがたい場所だったでしょうね〜♬
ここまで来ると箱根峠まではもうすぐです!!
ここから先は国道沿いを登ります。
途中から国道を外れて旧道に入るのですが、残念ながら災害のため通行止め💦
国道には歩道が付いているので、安全に歩けます。
そして、登りきった先が…
標高846メートルの箱根峠到着〜😊
ここまで長かった〜😅
そしてここから神奈川県に入ります!
ついに関東上陸でーす😆
峠を越えると下り坂になり、箱根の宿場に向かいます。
その前に腹ごしらえ😊
道の駅で早めの昼食です♬
道の駅到着は11時。
ここまで5時間で登ってきて、概ね予定通り。
これから小田原宿までは下り道ですが、距離は長くなります。
なんとか陽のあるうちに小田原宿に辿り着くため先を急ぎます…
その2に続く…
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