【駿府へ!!】街道さんぽ 東海道編 藤枝宿〜府中宿 24.5キロ

東海道編

前日の夜の天気予報では、雨…

夜中雨音で起こされ、今日は無理かな…

と思っていましたが…

朝起きたら晴天!!

予定通り出発です!!

2023年8月

【道のり】

①藤枝宿〜岡部宿

7寺30分ホテルを出発。

東海道に戻り東へ。

志太の一里塚近くの瀬戸川に架かる勝草橋を渡ると藤枝宿に入ります。

この瀬戸川も江戸時代、橋が架けられず徒歩での川渡しが行われていました。

静岡に入って橋が架けられない川が多いです!!

志太一里塚
瀬戸川に架かる勝草橋
勝草橋から

朝の藤枝宿は静かです。

問屋場跡には広重が描いた風景画が描かれています。

宿場に入りしばらく進むと、道は緩く右へカーブしながら伸びています。

なかなか大きな宿場です。

あとで調べてみたら、全長2キロあるそうです!

この藤枝宿…

本能寺の変が起き、堺にいた徳川家康が岡崎へ逃げる際に有名な、「伊賀越え」を行い、三重の白子から舟を出して家康を逃した、小川孫三ゆかりの地で、その功に報いるため、この辺りを「藤枝白子町」と呼ぶようになったそうです!!

大河ドラマでも描かれていた「伊賀越え」。

旧東海道の愛知・静岡県内はホント徳川家ゆかりの地が多いです!!

藤枝宿|ふじえだ東海道まちあるき
東海道五十三次のうち、品川宿から数えて22番目の宿場町。徳川家康が鷹狩りのために度々訪れた「田中城下屋敷」や、静岡県の天然記念物・久遠の松のある「大慶寺」など、藤枝市を代表する歴史的なスポットが数多く残るエリアです。かつて多くの旅人が行き交い、さまざまな出会いを体験したこの地に思いをはせながら、じっくりとその歴史に触れ...

30分以上かけて藤枝宿を通り抜けて、松並木が残る水守中央公園内を歩いて次の岡部宿へと向かいます。

水守中央公園

公園を抜けてすぐのところに須賀神社があります。

ここには樹齢500年のクスの木があり、江戸時代から旅人を見守っています😊

須賀神社のクスの木

住宅街の中を通る旧道から県道を当たる時に、案内表示の看板が見えました。

そこには…

東京199kmと…

東京まで200キロをきりました!!

いや〜!!😊

嬉しいです😊😊

足取りも軽やかに岡部宿へ♬

岩村領だったことを示す傍示杭跡を過ぎれば岡部宿です。

岡部宿に入ってすぐは車の往来が多い道路を歩き、岡部支所前の交差点を右へ進んで旧道に入ると雰囲気が残る道へと変わります。

宿場内を歩いていると、「小野小町の姿見の橋」なる案内表示がありました。

そこには、小野小町が晩年東国に下る途中、岡部宿に泊まった際に、橋の上から夕日の映える西山の景色を眺めていたそうです。

ふと目を橋の下の水面に移すと、そこには長旅で疲れ果てた自分の姿が…

美女であった昔の面影は無く、老いた身を嘆き悲しんだと言い伝えられているそうです。

今はその川は無く、そこに橋があったことが解るようになっています。

小野小町の姿見の橋

岡部宿東の外れ(私の歩いた感覚ですが)に本陣門が復元された本陣跡、江戸時代の旅籠であった「柏屋」が印象的でした♬

本陣跡
柏屋(登録有形文化財に指定)
岡部宿|ふじえだ東海道まちあるき
丸子宿から続く東海道21番目の宿場町、岡部宿。小規模な宿場ではあったものの、難所といわれた宇津ノ谷峠を無事に越えた旅人達の安息の地となっていました。旧東海道沿いには、今も江戸時代に建てられた旅籠「柏屋(かしばや)」の建物(国登録有形文化財)などが残り、ぶらり歩けば随所に当時の宿場町の面影を楽しむことができます。

②岡部宿〜丸子(鞠子)宿

岡部宿を出ると道は緩やかな上りになります。

そして、今日も峠越え。

宇津ノ谷峠へと向かいます。

峠に入る手前にある、道の駅宇津ノ谷でおにぎりを食べてエネルギー補給🍙

さぁ今日も山道!!

旧道は左の山道へ

木が生い茂る鬱蒼とした峠道は少し不気味な感じ…

一度舗装された道路に出て、また細い地道を通って峠の頂上へ向かいます。

時間にして約20分。

峠道を登って行くと、頂上に到着。

今度は急坂を下り、地蔵堂跡を過ぎると、木々の間から、間の宿宇津ノ谷の村落が見えました。

ここから見える村落はなかなか美しい♬

間の宿宇津ノ谷は江戸時代の情緒が残る良いところです!!😊

往時は、峠を超えてきた人、これから峠に向かう人で賑わっていたんでしょうね。

宇津ノ谷を過ぎると静岡市です!!

ここからしばらくは国道沿いを歩きます。

アスファルトの照り返しもあって国道沿いを歩くのは暑い💦

休憩する場所もなく…

道が緩やかに下っていたのが救いでした。

長い国道沿いから旧道に外れて…

しばらく歩くと丸子宿です。

宿場は真っ直ぐに伸びる旧道に面していますが、古い建物は残ってなく、脇本陣跡や本陣跡の標石は立っていますが、昔の面影はありません。

丸子宿|しずおか東海道まちあるき
かつて大名や文化人たちが訪れた泉ヶ谷エリアには、モダンと古き良き伝統が融合した独自の雰囲気が漂っています。この美しい丸子路を残そうとする人々によって守られている美観は、この地に伝わる駿河和染などの技を守ろうとする「人から人へ受け継がれた思い」に通じるところがあります。

③丸子宿〜府中宿

丸子宿から府中宿の間は、バスも走る幹線道路を行きます。

府中宿の手前には、またまた大きな安倍川が流れています。

今は橋が架かって車も人も難なく渡れますが、

ここも江戸時代は、橋も舟もなく徒歩渡し。

ホント徒歩渡しだった川が多いこと!!😳

橋を渡り府中宿へ♬

安倍川渡しの川会所があった弥勒を過ぎて、府中宿への中心地まではあと少し!

府中宿は現在の静岡市中心部。

近くには家康ゆかりの駿府城址がありたくさんの人で往時も今も賑わっているます。

待ちの中にも昔の面影を残す案内表示が残っています。

高札場跡、札の辻址、本陣・脇本陣跡などなど…

高札場跡

そしてこの地は幕末の時代にも重要な役割を果たした地です。

皇軍の西郷隆盛と幕府軍の山岡鉄舟が会見を行った場所。

ここで話し合われた内容を元に、江戸城無血開城が実現しました。

府中宿|しずおか東海道まちあるき
新しいお店が続々とオープンする賑やかな街中ですが、ゆっくりと歩いてみると江戸時代の面影を見つけることができます。家康公に愛された側室の菩提寺、静岡市民に愛される「おせんげんさん」に続く商店街、新茶の香り漂う小粋な茶町。普段は忙しくて見落としていた魅力が、実はすぐそばににありました。

今回はここから静岡駅に向かい旅を終えることに♬

この2日間天気も良く、久しぶりの峠越え、江戸時代を感じさせてくれる宿場、機関車トーマス、大都会になった宿場と…

いろんな姿を見ることができた旧東海道の旅でした😊

JR静岡駅

【見どころ】

①宇津ノ谷

宇津ノ谷峠の麓にある東海道間の宿です。

昔は峠を超えてきた旅人、これから峠に向かう旅人で大変賑わっていたそうですが、今はとっても静かな町並みが広がっています。

豊臣秀吉の陣羽織を保存した「御羽織屋」や、厄除けの「十団子」で知られる慶龍寺があったり、伊勢物語でも歌われた蔦の細道、レンガ造りの明治のトンネルなど見るところ満載です!

宇津ノ谷地区
静岡県静岡市(政令指定都市)のウェブサイトです。生活情報・観光情報ほか、住む人にも来る人にも便利な情報を掲載しています。

②駿府城

ここは超有名な場所。

徳川家康ゆかりの城があり、現在は駿府城公園になっています。

JR静岡駅から歩いて行けますし、近くは静岡の繁華街ですので、グルメやショッピングなどお城を見学する前後にも楽しむことができますよ♬

【公式】駿府城公園

【歩いてみて】

この日は藤枝宿から府中宿まで24.5キロを7時間かけて歩きました。

途中、峠道を越えますが、そこ以外は平坦な道が続きます。

特に宇津ノ谷の間の宿から丸子宿までは、単調な道が続く苦手な道でした💦

岡部宿や丸子宿辺りは商店も多少ありますが、それ以外はコンビニなども少ないので、飲み物などは持参したほうが良いです。

静岡市に入り、日本橋まで200キロを切るところまで来ました!

まだ富士山は見えません。

次回の道中では見えるかなぁ…

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