街道さんぽ旅 中山道編 3日目 北本〜深谷宿 32キロ

中山道編

3月、前回からちょうど1ヶ月、うって変わって快晴。暖かくなって歩きやすくなりました。

前日、熊谷駅近くのビジネスホテルに泊まり、北本駅まで戻ってのスタートです。

前回のゴール地点からの直線の道を北へ進みます。

しばらく行くと、「東間の富士塚」という有形民族文化財がありました。

鳥居の先に社殿が建てられていて、参道と東側の石段、社殿は直線上に配置されていて、これの延長線上に実際の富士山が正確に指向されているそうです。(凄い!!)

しばらく進むと鴻巣宿です。

鴻巣は、「雛人形」の町。京都の人形師がここに住み着いたのが、始まりとされていて、関東三大ひな市の一つの数えられ、現在でも雛人形のお店が沢山ありました。3月3日の雛祭りの日は過ぎていたので、静かな佇まいでしたが、ひな祭りの前は賑わうんでしょうね!

ここまで、宿場と宿場の距離はそんなに開いてなかったのですが、鴻巣宿から、次の熊谷宿までは、なんと四里以上(約16キロ)この間歩くだけでも4時間ぐらいかかる距離です💦

江戸時代はこの間に、三つの立場(休憩所)があったとのこと。

遠いなぁ…と思いながらも進んで行きます💦

箕田の追分、前砂の一里塚跡を通り、間の宿吹上があります。

間の宿とは、宿場間の距離が長い場合に作られる休憩所や、馬次ぎの「立場」を設置されていた場所で、幕府公認の宿場ではありませんでした。

吹上を過ぎいると荒川の堤防沿いを歩きます。

天気は良いし寒くもなく、西には秩父の山並み、北には雪の被った浅間山の姿が見えるようになってきました。あの浅間山に向かって歩いて行きますが、まだまだ距離はありますね!!

川沿いをずーっとずーっと歩いて行きます。

久下の渡し場跡を抜け、そろそろ川沿いに飽きてきた頃…

道を間違えて行き過ぎてしまっていることに気付き戻る羽目になってしましました💦

少し戻って、荒川に別れを告げ、国道17号線に合流し、熊谷宿に入って行きます。

熊谷は大きな街。お店も多く、ここで昼食を摂り、先に進むと…

なんと!昔の中山道の上にデパートが建っており、デパートの中が中山道になっていました!!

デパートの前には「旧中山道跡」の案内が立っていました。

次の深谷宿までは約12キロ。ここも長い💦

国道17号線沿いを歩いたり、脇に外れたりしながら深谷宿に向かいます。

東方の一里塚では、昔は大木であったであろうケヤキが残っていました。

また、「忍領石標」が立っていて、忍藩が他藩との境界を明らかにするため、藩境の16ヶ所に建てたものの一つが残っています。

忍藩と聞いて…映画「のぼうの城」を思い出しました!

映画に出てくる忍藩ってこの辺りにあったんですね!

知りませんでした!

住宅街を抜けて進むと、見返りの松があります。昔はこの周りに、松や杉の並木道があったとのこと。

そして程なく、深谷宿の東の入口である常夜燈が立っています。

深谷宿には東西に常夜燈が今も残っていて、いずれも高さ4メートルもある立派な物です。

今日のゴールは深谷宿です。

ここから電車で帰りましたが、深谷駅がまた煉瓦作りの立派な駅!

東京駅を真似て作られたそうです。

今日は30キロ以上のウォーキングで、8時間の旅でした。

久しぶりの30キロ超のウォーキングで疲れました…

帰りは途中の熊谷駅で途中下車して、日帰り温泉に寄って疲れを癒してから帰る事にしました。

次回の予定は群馬の高崎まで。

次も30キロ超えになりそうです。

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