富山県入善町〜新潟県親不知駅 22.1キロ
さぁ、いよいよ北国街道最大の難所、「親不知」に挑みます!
朝一番の電車で、入善駅まで向かい、スタートします。
スタートして間もなく、いかにも昔からある道標が立っていました。
次第に北アルプスの日本海に面した場所が近づいて来ます。
上の写真の岬を回り込んで北国街道は続いて行きます。
そして、その先が親不知です。
川を渡り、富山県の東の端である「朝日町」に入りました。
山がドンドン近づいて来ます。
親鸞聖人や芭蕉ゆかりの地を通り、岬に到着!
海に出ました。
昔の関所門跡を通り、新潟県に入ります。
新潟県に入り、すぐに市振関所跡がありました。
越中越後の国境の要衝として、江戸時代前半に高田城主に命じて設けたそうです。
市振関所近くにある道の駅でしばし休憩を取り、いよいよ親不知です。
正式には親不知・子不知と言います。
崖が連なった地帯で、明治以前は、日本海の断崖絶壁に沿って狭い砂浜があるだけのところを歩くという場所でした。
距離にして約15キロ…
今は、国道8号線や、北陸自動車道が走り、通行の不便は無くなりましたが、歩くとなると…
現在も残る松の木が目印で難所が始まります。
現在は、海岸沿いを歩くことはありませんが、国道8号線を歩くことになります。
約15キロの間に、洞門やトンネルが多数あり、歩道は無く路側帯の幅もごくわずか…
交通量も多いことから、歩く場合は充分気をつけてください。
私は、腕に赤く点灯する反射板を付けて歩いてました。
また、平日は、トラック等交通量が多いので、土日祝日の午前中、できるだけ交通量が少ない時間帯がいいと思います。
私も、祝日の午前中に親不知だけ通過し、子不知は次回にしました。
こんな感じの場所です…
洞門の中は音も反響し、トラックが近づく時の音などは特に怖かったです。
緊張しながら、歩いていくと途中、「天険親不知」とある公園がありました。
ここの崖には、「天下之嶮」「如砥如矢」とあります。
命懸けで通っていた北陸道を絶壁を切り開いて作った道をができた時に、刻まれたそうです。
ここで休憩。
景色は絶景です。
越えてきた道のりを見ていると、これまた感動でした!
あとしばらく洞門、トンネルを通り、今日のゴール親不知駅に到着です。
今日は一日緊張のしっ放しの道のりでした。
ある意味、今の世でも歩くには命懸けでした!
今も昔も難所であることに変わりがない旅でした。
次回はここから、子不知を抜け、糸魚川の先を目指す旅です。
コメント