街道さんぽ 北国街道編 17日目

北国街道編

能生〜高田(上越市) 32キロ

新潟県に入り、ずっと海岸線を歩いてきましたが、この日も海岸線を歩きます。

夏も終わりかけでしたが、まだまだ暑い💦

前日にレンタカーを借り、朝早くから能生駅まで車で行きました。

朝の町はとても静かでひっそりとしていましたが、昔の街道の雰囲気は十分味わえました。

海岸線に出ると、「弁天岩」なるものがありました。

案内板には、100万年前のフォッサマグナの海底で噴出によりできたものとのこと。

100万年前からあるとは…驚きです!!

この日もいい天気で、海がとても綺麗でした!

しばらく歩くと、筒井駅の案内板が…

この駅は、えちごトキメキ鉄道の駅で、トンネル内にある珍しい駅です。

海沿いや、少し中に入ったりしながら、東へ東へ進みます。

日差しが強く暑い日でしたが、歩きやすい道が続きます。

糸魚川市を抜け、上越市に入りました。

上越市には仕事で来たことはありましたが、まさか歩いて来るとは…

遠くまで来てしまいました!(まだまだ軽井沢までの道のりは遠いのですが)

これより先も海沿いを進んだのですが、小さな湾の連続でした。

岬の先まで来ると、小さな湾全体が見通せます。

「向こうの岬まで行けば海沿いも終わりかな?」そう思いながら、岬の先までたどり着くと、また小さな湾が…

「あの岬まで行くと海沿いは終わりかな?」そう思って岬の先にたどり着くと、また小さな湾が…

それを何回繰り返したでしょう…

海の景色は単調だし、暑いし疲れるし…

めげそうになりました。

そんな事を繰り返し、谷浜駅に到着、小休憩としました。

谷浜駅も御多分に洩れず無人駅です。

海水浴場が近くにあり、民宿も数軒あったりして、夏の盛りは、海水浴客で賑わうところだと思います。

休憩後もしばらくは海に面した道を進みました。

すると、「久比岐自転車歩行者道出口」の看板が…

前回通った入口から32キロを歩き切って海沿いの道は終わり、今度は内陸に向けて進みます。

上越の直江津に近づいて来ましたが、ここでも親鸞聖人ゆかりの地が多いことに気づきました。

北国街道を歩いていると、親鸞聖人ゆかりの地が本当に多いです。

あっちこっちで仏の教えを説いておられたのでしょうね!!

直江津からは南に向かって進みます。

そしてここでも松並木の跡がありました。

加賀街道とも呼ばれていたそうで、北陸地方の大名は、この道を使い、参勤交代をしていました。

加賀街道を通り、しばらく行くと今度は春日山城址がありました。

私は、北国街道沿いに春日山城があった事を知りませんでした。

春日山城と言えば…あの上杉謙信の居城です。

上杉謙信と言えば武田信玄と12年間5回に亘って戦った「川中島の戦い」が有名ですが、これから先歩いて行く北国街道を、上杉謙信も通ったのかと思うと…

なんか感動してしまいました(笑)

春日山城史跡広場では、お祭の準備をしていました。

さらに進むと追分に出ました。

加賀、奥州、信州の三つの街道が交わる木田新田三叉路には、「追分地蔵」が立っていました。

このお地蔵様は、道標の役割りも果たしておられ、このようなお地蔵様は、この旅初めて見ることができました。

この日のゴールである高田駅が近付いて来ると、商店街の中を歩いていきます。

古い建物もいくつもあり、昔から栄えていた町であることを感じました。

ゴールの高田駅は、レンガ造りのモダンな駅舎で、とってもオシャレです!

能生駅まで電車で戻る途中、直江津駅で、えちごトキめき鉄道のリゾート列車「雪月花」を見かけました!

綺麗な赤が基調の、これまたオシャレな列車でした。

北国街道の海沿いの道も今日で終了です。

これからは、南に向かって遠くに見える山を越え長野県を目指します。

ますます楽しみな旅になってきました!!

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