2月、この日はとても寒い朝でした。
前日に大宮駅近くのホテルまで移動し一泊。
北浦和駅まで戻って、旅を再開しました。
前日の夜から、みぞれ混じり雨が降っていましたが、雨は止みどんより曇った冬の空。いつ降り出すかわからない状態でのスタートでした。
ケヤキ並木を進んで行くと、「紅赤の発祥地」の案内板がありました。
この辺りはサツマイモの紅赤(俗称;金時)の発祥の地だそうです。
旧中山道の案内板を確認しながら進んでいくと、氷川神社に出ます。
この神社は、武蔵国一宮で大きな神社です。
昔は、この神社の中を中山道が通っていた時期もあったようですが、今は神社の前を通り大宮宿に向かいます。
大宮宿があったところは、現在は繁華街になっていて、昔を偲ばせるものは残っていません。
旅人は江戸を出立して最初の宿は大宮宿であった事が多かったとのこと。
英泉の絵では、富士山が見える絵となっています。
大宮宿を過ぎ、上尾宿に進みます。
上尾宿も古くからある宿場ですが、今は当時の面影はありません。
今日はスタート地点からほぼ直進。
町中を歩いて北に向かってます。
上尾宿を抜けて桶川宿。
ここには江戸時代から営んでいる「竹村旅館」が今も残っています。
現代の建物の中にタイムスリップしたように、当時の建物が佇んでいる感じです。
これまで町中を歩いてきましたが、この辺りから昔ながらの建物が散見されるようになってきました。
桶川宿を過ぎ、まだまだ直進!
次の鴻巣宿まで、あと4キロくらいなのですが、とうとう雪が降ってきました…
寒いし、単調な道だし…
鴻巣宿まで行くのを諦め今日は手前の北本で終わりにしようと予定を変更。
北本は鴻巣宿ができる前まで宿場町の役割りを果たしていたようですが、鴻巣宿ができて、宿場としての機能は果たさなくなったとのことです。
北本駅に到着。
日中も0℃ぐらいの気温で、雪も強くなってきて…
駅に着いた時はホッと一息。
厳しい旅でしたが、徒歩の旅ならこんな日もあることを痛感した一日でした。
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