東海道のどまん中袋井宿。
鎌倉時代後半ごろから宿として整備され始め、江戸時代に入り1616年、宿駅として開かれたという歴史があります。
ここから次の掛川宿までは約10キロの道のりです。
【道のり】
袋井宿中心部から少し東、街道沿いの広場に、突然門らしき建造物が出てきます!!
ここは何???
案内板を読んでみると…
東本陣跡だそうです!!
奥行きがある大きな敷地。
案内板には本陣の一角、本陣家が暮らしていた場所だそうで、本陣全体ではものすごく大きかったんでしょうね!!
袋井宿の東の外れに差しかかると…
「東海道どまん中茶屋」と暖簾のかかった建物が!!
ここは現代のお茶屋さんで、休憩施設になっています。
中に入ると、ボランティアの方がお茶を出してくださいました。
お茶を飲みながらボランティアの方としばし談笑😊
東海道を歩いてる方がよく立ち寄るとのこと♬
街道ウォーカーにはとても助かる施設です!!
どまん中茶屋に別れを告げた先に袋井宿の江戸口に当たることを示す案内が立っていました。
住宅街を歩いて行くと、松並木が残る道が続きます。
ホント東海道は松並木が多く残っています!!
江戸からちょうど60里の久津部の一里塚碑を過ぎます。
江戸まであと240キロか〜!!
と思いながら…
国道1号線に出る手前に名栗立場跡が、今は小さな公園になって残っていました。
この立場、十返舎一九の東海道中膝栗毛にも出てくる立場なんですよ♬
国道1号線の同心橋を渡ると掛川市です。
橋を渡って再び旧道へ。
この辺りは昔、間の宿があったそうで、旅人が休憩をする茶屋などのお店があったそうですが、今はまったくありません。
国道から外れているので、たまに車が行き来する静かな道を進みます。
松並木が残り、古い民家が建つ道を歩いて掛川宿に入って行きます。
逆川橋を渡っていると、掛川城が見えてきました!!
ここまで来れば掛川宿まであと少し♬
掛川は戦国時代の武将山内一豊が10年間治めた場所です。
一豊はその後土佐藩(今の高知県)の初代城主に出世した人物。
その影には妻千代の内助の功があったと語られています。
掛川宿には大きな二人の像が飾られています。
今日はここ掛川宿まで♬
最後に掛川城を見学して旅を締めくくりました😊
【見どころ】
見附宿から掛川宿までの見どころは…
①遠江国国分寺跡と府八幡宮
ともに西暦700年代から始まる由緒ある場所です。
見附宿西の入口近くに東海道を挟むようにあります。
広大な敷地の国分寺跡には建物は残っていませんが、往時は七重塔が建っていて、跡地には疎石が残っています。
また、府八幡宮の本殿は徳川秀忠の娘が寄進したもの。
随身門は江戸時代初期に建立された物です。
②旧見附学校
見附宿内にあります。
現存する日本最古の木造擬洋風小学校校舎で国の史跡に指定されています。
③袋井宿
東海道53次のちょうどどまん中の宿場町。
現在は住宅街になっていますが、袋井宿場公園や袋井宿東本陣など、江戸時代の面影を残す宿場町です。
どまん中茶屋は、ボランティアの方が休憩のお茶を出してくれる街道ウォーカーにはありがたい場所♬
これまで北國街道や中山道、紀州街道などいろいろ街道を歩いてきましたが、このような休憩場所はありませんでした。
是非一度訪ねてみてください😊
④掛川城
室町時代、今川氏が遠江進出のため築城されたお城。
戦国時代はのちの土佐藩初代藩主の山内一豊が大規模な城郭改修を行いました。
「東海の名城」と呼ばれた天守閣は、本格木造天守閣として復元されました。
掛川駅から近い場所にあるので訪れやすいですよ♬
【歩いてみて】
今回も平坦な道が続きます。
街道沿いの袋井は住宅街で、掛川宿は地方都市♬
宿と宿の間は松並木が残る田園風景が広がる場所も😊
途中、コンビニなどのお店は少ないです。
補給のための飲み物や食べ物は持参したほうがいいかも…
次回は駿河国に入ります😊
久しぶりに峠道もあるようで♬
峠道は真っ直ぐな道と違い変化があるので、ちょっと楽しみです😊
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