歩いてお伊勢参り♬その3 名張駅〜青山町駅 12.6キロ

プライベート日記

歩いてお伊勢参り3日目。

近鉄特急アーバンライナーに乗って名張駅に到着♬

いい天気ですが少々暑くなりそう☀️

早速前回終了地点まで向かいました。

2023年5月4日

【道のり】

名張宿〜観阿弥ふるさと公園

駅から前回終了地点までの間に名張藤堂家邸跡があるので、いきなり寄り道です😆

現在の建物は、1710年の大火で消失した後に再建されたものが残っています。

周りを白壁に囲まれ、中は立派な武家屋敷。

広々とした庭があり、上級武士の住まいが今に残っています。

藤堂家邸跡を見学後初瀬街道へ。

道が若干くねっている箇所があります。

桝形になっているのかな??

歩いていると、登録有形文化財に指定されている山口家住宅主屋や梅田家住宅などの旧家屋が残っています。

山口家住宅主屋は昭和6年にに建替えて昭和31年まで旅館として営業していたそうです。

この辺りは初瀬街道沿いの歓楽街として賑わっていたそうですよ♬

山口家主屋

しばらく街道沿いを歩いていると、古民家を利用したお洒落なカフェがありました!

スタートしてすぐだったのですが、せっかく通りかかったのだからということで…

いきなりコーヒータイムとなりました☕️😆

cafe*mjuk

美味しいコーヒーをいただいた後、再び歩き始めます。

名張宿の東のはずれに差し掛かると街道は右方向へ。

だんだん田畑が多く残る道沿いになってきました。

途中の集落には明治8年建立の常夜燈や、明治29年建立の自然石でできた常夜燈が残っています。

国道368号線を渡って左手が小山になっている旧道を進んで国道165号線に出て、国道沿いを歩いて「桔梗が丘1」の交差点を右へ。

区画整備のされた住宅街を進みます。

ここは若干上り坂💦

上り切った先に国道165号線に出て、又しばらく国道沿いです。

「桔梗が丘3」の交差点を右へ入って旧道に。

坂道を下ると田園風景が広がります!

すでに田植えが終わっている田んぼや、今まさに田植えをされている田んぼの真ん中を街道は続いています。

田園風景が終わる場所に、観阿弥ふるさと公園があります。

ここは能楽の大成者、観阿弥が創座した地だそうで、小高い丘の上が公園になっています。

丘の上には能の舞台になっていると思われる建物が建っていて、毎年お祭りも開催されているそうですよ♬

舞台の向かい側にベンチがあったので、ここでランチタイム🍙

持参したおにぎりを食べて食後のコーヒーを飲んで、しばし休憩の後、後半戦に挑みます。

観阿弥ふるさと公園〜阿保宿を経て近鉄青山町駅

国道を渡って集落を抜け、ゴルフ場の脇を通って進んで行くと伊賀市に入りました!!

八丁坂を下って国道422号線に出て国道沿いを歩きコメリを過ぎてすぐ右へ進むと、もう一つの初瀬街道「七見峠越」との合流地点に出ました。

この七見峠越のコース、名張宿から分岐した道があったのですが、現在はゴルフ場になっている中を通っていたようで、今は消滅しています。

常夜燈の右側が消滅した初瀬街道七見峠越の道

川沿いを歩いて橋を渡って集落に入って行くと「阿保(あお)宿」に到着です♬

旧道を進むと大きな常夜燈が建っています。

1860年に建てられた街道随一の常夜燈です。

阿保宿は上野街道や八知街道との分岐点で、この常夜燈は八知街道との分岐点に建てられています。

真っ直ぐに伸びた初瀬街道に沿って宿場は形成されています。

宿場も終わりに近づいた場所に阿保宿を案内する大きな看板が建っていて、その奥には、昔旅籠として賑わった「たわらや」が改修され、現在は交流会館として、当時の参宮講の看板が展示されているとのことなのですが、この日は休館で見ることができませんでした。

※参宮講看板…江戸中期、伊勢神宮参拝が盛んだったころ、集団参拝は「講」が単位で講員が揃って道中していた。道中泊まる定宿に講名を記した板の看板を置き、定宿契約の印としていた。

宿場の終わりは桝形です。

左に桝形を曲がって橋を渡った突き当たりが、近鉄青山町駅。

この日は暑かったこともあり、ここで終了としました。

【見どころ】

①藤堂家邸跡

名張藤堂家は徳川家康の家臣、藤堂高虎の養子となった織田信長重臣丹羽長秀の三男高吉が始まりです。

1636年に屋敷を構え、大火によって消失しましたが、その後再建された一部が現在に残っています。

建物内では、名張藤堂家に伝わった調度品、武具、典籍、文書などが展示されていますよ♬

名張藤堂家邸跡 | 観光スポット | 観光三重(かんこうみえ)
名張藤堂家邸は、織田信長の重臣丹羽長秀の三男で藤堂高虎の養子となった高吉に始まり、寛永13年(1636年)以来名張に屋敷を構えました。一万五千石を津本家から給され、十一代高節で明治維新を迎えています。 現存の建物は、宝永7年(1710年)の名張大火によって焼失したが、その後再建されたもので、藤堂家に伝わった屋敷図によ...

②阿保宿

阿保宿は、初瀬街道や上野街道、八知街道が交わる交通の要所。

藤堂藩は上野、名張、阿保の町のみで商売を許可し初瀬街道の宿場町として賑わった宿場町です。

伊勢講の人々が宿泊し、この先に控える難所青山峠を越える旅人達が多く利用しました。

伊賀市阿保宿
飛鳥時代から続く、歴史の町。地震の神が祭られている大村神社や初瀬街道を有し、古くから宿場町として栄えた。また街には銘酒義左衛門の若戎吟醸館などの名店も立ち並ぶ。

【歩いてみて】

今回は12.6キロを4時間30分かけて歩きました。

名張宿あたりは平坦無道ですが、桔梗が丘から阿保宿までは若干の上り道です。

田んぼや畑の間を歩くことが多く、のんびりした空気感の中で歩くことができます。

名張から桔梗が丘まではコンビニや飲食店もありますが、桔梗が丘を過ぎると阿保宿までお店は見かけませんでした(途中コメリはありましたが…)。

飲食物などの補給は早めに買って準備しておくことをお勧めします。

ここから先は難所の青山峠へと向かいます!!

途中、道が消滅している箇所もあるとのことで…

サバイバルな旅になるかも…😆

でも、近くに近鉄線が走っているので、なんとかなるだろうと思っています😊

これから暑くなっていきます。

暑さ対策は万全にして旅に望みたいと思います。

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