【信ずべき貴ぶべき山】信貴山登山

プライベート日記

大阪と奈良県に位置する信貴山♬

標高433メートルの信貴山は、奈良百遊山の一つに選定されています。

歴史は古く、飛鳥時代に聖徳太子により開かれ、日本最古の「毘沙門天」霊場として知られる祈りの山でもあります。

また、戦国時代、松永久秀が大和国支配の拠点として用いた城があった場所でもあります。

そんな歴史溢れる山に登ってきました😊

【登山開始】

信貴山に行くには、大阪側から登る方法と奈良側から登る方法とがあります。

今回は奈良側から登ってみました。

近鉄信貴山下駅から信貴山を目指します。

改札の横には、かつて信貴山までの交通を担っていたケーブルカーが展示されています。

信貴山下駅の前に伸びる真っ直ぐな道を進みます。

緩やかに登る道は住宅街の貫くように真っ直ぐに伸びています。

緩やかですが、結構長い直線の道💦

突き当たりまで登り、右に曲がるとすぐ左側に信貴山に至るハイキングコースがあります。

さぁここから!!

と、気合いを入れ直して登り始めたのですが…

私は普通の山道を思い描いてました…

折れ曲がりながら標高を上げていく登山道を…

しかし…

いきなり直登が始まりました💦

この直登をが長い💦

登って登って、やっと先が見えてきた!

登り切ったところには…

バス停があり、そこから先は参道😵

登山道は終了です😵

駅から約1時間で登れました😆

参道

参道を進むと展望台があったので、休憩がてらちょっと寄り道♬

東には奈良盆地が広がります。

西側には遠くに朝護孫子寺が!

春になれば花も咲いて一段と綺麗な景色が楽しめるでしょうね😊

展望台を下りて参道を進むと大きな門があります。

ここからが信貴山の核心部です!

【朝護孫子寺へ】

門をくぐり進んで行くと、開運橋があります。

昭和6年に完成したこの橋は、「カンチレバー」と呼ばれる構造で、戦前の上路カンチレバーはほとんど残っていないそうで、現存する橋では、この開運橋が最古だそうです!!

※カンチレバー…片持ちの梁のことで、梁の両端の一方が固定され、他方は動く事ができる構造体。

開運橋を左に見ながら進んで行くと鳥居があり、さらに行くと大きな寅の置物が!

信貴山は寅にまつわる場所♬

聖徳太子が寅の年の寅の日、寅の刻の現れた毘沙門天を感得し祀ったという言い伝えがあります。

境内のいろんな場所で張り子のトラを見ることができます。

トラのポストまでありました!!😆

トラのポストの前には成福院があります。

ここは、「如意融通宝生尊(融通さま)」が祀られていて、「毘沙門様のお財布」と言われ、「融通がきく」「融通がつく」というのは融通尊をお呼びする言葉だそうです。

奈良県 信貴山大本山 成福院(じょうふくいん)-融通の寺- 公式サイト
信貴山大本山成福院では、毘沙門天王から授けられた如意宝珠を「融通殿」にお祀りしており、さまざまな願意の御祈祷を承っております。隣接する村野藤吾氏設計の信徒会館は、その曲線美によって信貴山の自然と調和しつつ、宿坊や行事会場として利用されています。

成福院を右に進むと朝護孫子寺です。

朝護孫子寺は、毘沙門天王の総本山。

醍醐天皇の病気平癒を毘沙門天に祈願された場所で、天皇の病気がたちまち癒えたことから、「朝護孫子寺」の勅号を賜わりついた名前です。

寅のお寺 信貴山 - 信貴山朝護孫子寺
今から1400余年の昔、聖徳太子がこの山で毘沙門天王をご感得され、大変にご利益をいただかれましたのが寅の年、寅
朝護孫子寺

ここからの景色が素晴らしい!!

遠くに大和盆地が見えて、とっても綺麗でした😊

【信貴山城跡へ】

朝護孫子寺でお参りをし、次に向かったのが信貴山城跡。

朝護孫子寺と成福院の間にある参道を登っていきます。

鳥居を抜けて急坂を登って行くと信貴山城跡に♬

信貴山頂(437メートル)にあった信貴山城は、1536年に築城、大和支配の拠点になったお城で、松永久秀が織田信長と戦い敗れ、信長が欲していた「平蜘蛛茶釜」と一緒に自爆したことでも有名です。

今は建物は無く、石碑が立っているだけです。

信貴山城 | 奈良の城 | 奈良県歴史文化資源データベース「いかす・なら」

【下山は大阪側へ】

下山は大阪側に降りることにしました。

開運橋まで戻ると、焼き立てのよもぎ餅が売っていたので一ついただきました😆

疲れた体に甘いものは美味しい〜♬

開運橋を渡って、車道に出て大阪側へ向かいます。

「ホウジのお地蔵さま」があるところから、本格的な下り道♬

恩智方面に向かいます。

ここからはハイキングコース♬

土の道を進むので、疲れた足にとっては有難い😊

やっぱり土の道はいいですね♬

木々の間を下る道は静かで、ところどころ大阪平野も一望できる良い道です😊

ハイキングコースの終わりは恩智神社♬

昔ながらの住宅街を抜けて恩智駅を過ぎ、近くの日帰り温泉に立ち寄り、近鉄高安駅から電車に乗って、今日の旅を終えました😊

歴史を感じさせてくれる住宅街
ゴールの高安駅

【歩いてみて】

今回初めて歩きで信貴山を訪れました。

奈良県側から登って、大阪側に下るコースの設定でしたが、奈良県側から登ると直線の急登ですが、登る時間は短く、すぐに登れた印象です。

逆に大阪側から登るとハイキングコースを散策しながら登れますが、時間はかかる印象♬

大阪側からだと、生駒縦走路との分岐点もあり、信貴山だけでなく、高安山や、十三峠を経て生駒山まで行くこともでき、ハイキングのバリエーションは多いと思います。

登山中はお店はありませんので、飲み物や軽い食べ物は持参した方がいいですが、信貴山まで辿り着くと、お土産物屋さんや、食堂もあるので、登ってから食事をするのもいいと思います。

途中、トイレはありませんので、駅で済ませておくのがBESTです。

今日は、信貴山でいろいろ見て回ったので、スタートからゴールまで時間を要しましたが登山自体はそんなに時間はかからない、手軽なハイキングでした♬

機会があれば次は暖かくなって花が咲いている季節に登れたら、今日以上の景色に巡り合えると思います😊

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