歩いてお伊勢参り♬その2 榛原駅〜名張駅 21.3キロ

プライベート日記

歩いてお伊勢参り2日目。

朝9時前に榛原駅に到着。

曇り空でしたが、日中は晴れるとのことで名張に向けてスタートしました。

2023年4月16日。

榛原駅

【道のり】

①榛原〜室生口大野

榛原駅から少し歩いて前回の終了地点、札の辻に向かいます。

ここから伊勢神宮へ向かう道が、「伊勢本街道」と「初瀬街道」に分かれます。

今回は初瀬街道を通ってお伊勢参りをすることに♬

道標がある辻を左へ進みます。

「右 いせ本かい道 左 あをこ江みち」と彫られた道標

しばらくは国道から少し外れた静かな旧道を歩きます。

途中、神武天皇ゆかりの椋下(むくもと)神社があります。

なんでも…神武天皇か東征の時に、皇軍が熊野で敵の毒気に当たり気を失って倒れた折、高倉下命が持っていた剣の霊威によって、天皇は悪神を平げ兵を進めたとのこと♬

町並みが終わる場所まで歩くと、古い道標が立っています。

「右 いせ 左 は山 道」と彫られていました。

伊勢路は右とのことなので、道標に従い右へ進みます♬

国道に出て国道に沿って東に進みますが、この辺りは歩道もあって安全に歩くことができました。

天気も良くなり、新緑の山が綺麗に見えます。😊

国道沿いをしばらく歩き、右に進むと室生湖に出ました。

もうすぐ端午の節句♬

公園にはこいのぼりが大空を泳いでいました😊

湖にそって進むと、濡れ地蔵の案内板がありました。

お地蔵さんはどこ???

案内板には、湖の水位によっては湖水に沈んでしまうそうで…

この日はお地蔵さんの姿を見ることはできませんでした。

室生湖を過ぎて一旦国道に出ます。

国道をしばらく進んで、「緑の道標」という休憩地を過ぎてすぐ右の橋を渡り、近鉄線に沿って左へ。

この辺りは電車を写真に収めるなら絶好のスポットかも!!

たまたま近鉄特急ひのとりが通過したのでパシャっとカメラに収めました!

そのまま進んで近鉄線と国道の下をくぐると集落に出ます。

道伝いに歩くと、近鉄線の鉄橋が目の前に現れます。

ここも電車の写真を撮るならいい場所かも!!

残念ながら電車は通過しませんでしたが…

鉄橋をくぐらず近鉄線に沿って集落の合間をぬって歩き、再び近鉄線のガードをくぐって、そぐ左に進むと室生口大野の駅に到着です😊

②室生口大野〜三重県境

駅を過ぎて進むと、「えび坂」を登ります。

えび坂

距離は短いですが結構急な上り坂💦

峠の頂上には「北向地蔵」というお地蔵様があります。

峠道を下ると集落に出ます。

ここは、歩いてお伊勢参りをする時代、髭無と呼ばれた地域で、初瀬に泊まった人たちが翌日の昼食をとる場所として賑わっていたそうです。旅籠もあったそうですが、鉄道が敷かれ徒歩でお伊勢参りをする人が少なくなり、昭和初期には宿場町としては終わりを告げたとのこと。

道標

宿場町を抜けて近鉄の線路を超えると、源義経ゆかりの長命寺があり、長命寺と近鉄線との間の旧道を進んで国道に出ます。

しばらく国道沿いを歩き、民家の前を進んで旧道へ。

すると左手に大きな常夜灯が。

日露記念と彫られていて…

明治時代にあった日露戦争に関係あるんでしょうか…

常夜灯の先に三本松駅があり、ちょうど時刻もお昼時だったので、駅の近くの国道沿いにある「道の駅 宇陀路室生」で昼食タイムとしました😊

道の駅 宇陀路室生

三本松駅から先は国道沿いを歩く時間が長くなります。

しかしこの区間は歩道がありません。

路側帯も狭く交通量も多いため、結構危険な区間です💦

すぐそばを車がビュンビュン走る国道を歩いて行くと、「三重県 名張市」の看板が!!

その先には、「ようこそ伊賀の国」の案内板が立っていて…

三重県にやって来ました!!

③三重県境〜名張駅

三重県に入り、危険な国道沿いをしばらく進むと旧道へ。

やっと怖い道を離れてホッと一息です。

旧道に入り、国道を渡って集落の中を進みます。

宇陀川に沿って続く集落の中を歩く道はのんびり歩くことができました。

橋を渡って「左 赤目滝」と彫られた道標に従い進みます。

ここから先の道は最高でした!!

道の両側に広がる田園風景と、遠くに近鉄線が走り、遠くまで見渡せて美しい景色が広がります!!

昔から変わらぬ風景が広がっていると思うと、昔の旅人になった気分で歩くことができました!!

遠くを走る特急ひのとり

田園風景を堪能し、丈六橋を渡り赤目町の集落へ。

しばらく歩くと、丈六寺があります。

このお寺は西暦702年創建出そうで、空海ゆかりのお寺なんだそうです!

道は直線で、どんどん進んでいきます。

国道を渡り、進んで行くと大きな道標が立っています。

名張宿に入る手前に立っていて、「右 はせならみち 左 あめがたき」

と刻まれています。

名張川を渡って右に進むと名張の宿場町です。

名張って江戸川乱歩誕生の地なんですね!!

案内板が立っていたので、街道から少し離れて見学してきました!

今は公園になっていていますが、碑が立っています。

乱歩誕生の地のすぐ近く。

街道沿いに、旧細川邸「やなせ宿」があります。

江戸時代から明治にかけて薬商細川家の支店として建てられたもので、中を見学することできます。

さらに左折して進み、昔はアーケードがあったと思われる商店街を左に曲がって進むと大きな鳥居が立っています。

鳥居の隣には樹齢300年ともいわれる「街道名残の一本松」という大きな松の木が立っていました。

鳥居をくぐって街道は右に伸びています。

もうしばらく街道を歩き、名張駅に続く道に出たところで、今日の街道ウオークを終え、名張駅へと向かいました♬

【見どころ】

①室生寺

街道沿いでありませんが、室生といえば室生寺が有名。

天武天皇の勅願で役の行者が、この地に初めて寺を建立されたのが始まり。

平安初期の仏像など、国宝や重要文化財指定の仏像が多く安置されている自然豊かな場所にあるお寺です。

室生口大野駅からバスも出ていますが、本数が少ないので注意が必要です。

室生寺ルート|ますます訪ねたくなる奈良
奈良県が運営する「ますます訪ねたくなる奈良」のホームページです。奈良の寺「東大寺・宝山寺・室生寺・長谷寺」、奈良のまちなみ「五條新町・宇陀松山」、および「万葉集」と「大化の改新」にまつわるエリアを歩いて巡るルートをご紹介します。

②赤目四十八滝

ここも街道から離れていますが、マイナスイオンをたっぷり吸収できる遊歩道。

滝の合間を縫いながら歩く3キロあまりの遊歩道は四季折々の景色を楽しませてくれます。

赤目口駅からバスもありますが、ここも本数が少ないので注意。

忍者修行の里 赤目四十八滝
忍者修行の里 赤目四十八滝の公式サイトでは、赤目四十八滝や、周辺の施設・店舗・食事処をご紹介しています。

【歩いてみて】

今回は21.3キロを約7時間かけて歩きました。

多少のアップダウンはありましたが、全体的には歩きやす道のりです。

三本松から先はしばらく国道沿いを歩きますが、歩道は無く、路側帯も狭い道で、すぐそばを車がビュンビュン通りますので注意が必要です。

榛原駅周辺と名張には飲食店やコンビニがあり、三本松には道の駅もありますが、途中には商店がありません。

飲食物は持参するのがお薦めです。

旧道には昔の雰囲気が残る場所が多く、往時の建物も点在しているので歴史を感じさせてくれました。

景色もよく、山々を眺めながらウォーキングを堪能できました。

次回はどんな道のりが待っているのやら♬

次回も楽しみです😊

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