雨が降るこの日、午後から天気回復という予報だったので、普段よりゆっくりめに家を出て藤川宿に向かいました。
電車に乗っている間も雨は降りしきり、名古屋駅に到着しても雨☂️
昼食を摂り、藤川宿に到着しても弱い雨…
止むことを信じてスタートしました。
2023年3月
【道のり】
駅から旧東海道に出て東へ。
少し歩くと、むらさき麦の栽培地との案内板が…
街道を外れて見に行くと、松尾芭蕉も句に残したむらさき麦が栽培されています。
昔、藤川宿一帯で紫色の染まる麦が栽培されていたそうで、戦後栽培されなくなったものを地元の方が再び栽培するようになったとのこと。
5月中旬から下旬が見頃だそうです♬
むらさき麦の栽培地をぐるっと回った所に、藤川宿本陣跡があります。
本陣の石垣が残り、本陣の建物は無く、広場に案内板が立っています。
静かな藤川宿には、武田信玄の異母弟の武田成信の墓がある称名寺や、家康の身代わりになって片目に矢を受けたといわれる不動尊がある明星院があったり。
あっち行ったりこっち行ったりしながら歩いていました笑笑
往時を偲ぶ建物も残っていて、町の方達が町の雰囲気を大切に保存されているのがよくわかりました!!
地元の人たちが「曲手(かねんて)」呼んでいる桝形付近が藤川宿の東の端。
1648年に意識的に作られた曲手は今も町の生活道路になっています。
東棒鼻跡を抜けたら途中旧道も残っていますが、国道沿いの道を歩きます。
ここにも名残松と呼ばれる松の木がありました。
これまでも名残松と呼ばれる場所が多かった!
東海道は松の木がたくさん植えられていたんでしょうね!
小雨が降る中、国道を歩いて、間の宿本宿到着です😊
本宿は法蔵寺の門前町として栄えていたそうです。
旧道を進むと、十王堂跡があります。
十王堂(閻魔堂)跡の案内板を呼んでいると、管理されている方が、中に入って見てくださいとおっしゃってくれました!!
中に入って見ると…
閻魔様を中心に10人の王が鎮座されていました!!
人が亡くなると、生きていた時の罪をこの10人の王の下で裁きを受けるのだとか…
この十王堂は外からも見ることができます。
十王堂の先には1801年建立の常夜燈があって、それを過ぎれば法蔵寺です。
法蔵寺は徳川家康が幼少の頃に手習いをしたお寺で、徳川家ゆかりのお寺です。
法蔵寺を過ぎれば本宿も終わりに近づきます。
国道に出て、次の赤坂宿へ向かいます。
しばらく国道沿いを歩き、旧道に入ると常夜燈がありました。
常夜燈はよく見かけるのですが、ここの常夜燈で初めて火が入っている常夜燈を見ました!!
火と言っても電球の灯りでしたが、今日は雨模様で薄暗かったせいか早くから点っていたようです。
赤坂宿へ向かう旧道沿いには早咲きの桜が満開で、一足早いお花見もできました😊
西の見附跡を過ぎれば赤坂宿♬
赤坂宿は小さな宿場町でしたが、本陣跡や代官所跡、旧旅籠の大橋屋など歴史ある建物が保存されていて、江戸時代にタイムスリップできますよ😊
赤坂宿から次の御油宿までは約1.5キロと距離はありません。
途中、御油の松並木があるんですが、これも立派な松並木が残されています!
松並木を過ぎれば御油宿に到着〜♬
今日の旅はここまで〜
名鉄御油駅から豊橋のホテルへと向かいました😊
【見どころ】
今回の旅で印象に残ったのは…
①十王堂
生きていた頃の罪を裁く、閻魔様と10人の王のお姿がリアルに見ることができます。
②赤坂宿
小さな宿場ですが、たくさんの文化財が残っていて、時間帯によっては中を見学することもできます。
宿場全体が江戸時代を想わせる、とても魅力ある宿場町です。
③御油の松並木
東海道にはたくさんの松並木が残っていますが、これまでで一番印象が残った松並木です。
ここまで歩いてきた中では一番規模も大きいんじゃないかなぁ…
【歩いてみて】
街道ウォーキングを初めて7年。
今回初めて傘をさして歩きました。
各宿場は往時を彷彿させるような建物や道標が多く、どこも歴史を感じさせてくれました。
国道沿いを歩くことも多いのですが、コンビニやお店はそんなに多くありません。
飲食物はあらかじめ用意しておいた方がいいかも♬
今回は天候が悪くて午後からのウォーキングとなり、14キロを3時間半の旅でした。
明日は豊橋を越えて二川宿まで歩きます😊
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