街道さんぽ 中山道編 25日目 草津宿〜大津宿 14.5キロ

中山道編

訪れる宿場町…草津宿・大津宿

朝早くJR草津駅に到着しました。

駅前には東海道の石碑が建っています。

今日も暑くなりそう💦

水分補給用の飲み物1.5リットルをリュックに入れて、次の大津宿を目指します。

【中山道と東海道が合流する宿場町・草津宿】

草津宿は、中山道と同じ江戸日本橋から京都へ向かう主要道「東海道」と合流する地です。

ここから先は、案内表示も「東海道」となります。

大きな街道2本が合流する地ですから、大変賑わっていたようです。

アーケードのある商店街が旧中山道で、旧草津川の下のトンネルを抜けたところに…

ジャーン!!

東海道との合流地点

2つの街道が交わる地点に大きな石碑が建っていました!!

右に行けば東海道。

左に進めば中山道です。

近年、宿場保存が進んだらしく、いろんなお店や、「草津宿街道交流館」もあり、楽しめて学べる宿場町になっています!!

草津宿街道交流館

草津宿本陣は、建物が現存するうちでは、全国最大級だそうですよ!!

江戸時代の道標

しばらく草津宿を歩いて行くと、矢橋(やばせ)に出ます。

ここは、「矢橋の渡し」との追分。

ここから琵琶湖を舟で石場まで渡ると東海道の近道になったそうです。

「武士(もののふ)のやばせの船は早くとも、いそがば廻れ瀬田のからはし」と言われていて、天候の影響を受ける舟に乗って近道するか、遠回りでも確実な陸路を行くか…

悩みどころだったとか…

これが「急がば回れ」の語源だそうです!!

当時浮世絵にも道標は描かれています

草津宿を過ぎると次の大津宿まで約14キロです。

【日本三名橋・瀬田の唐橋へ】

瀬田の唐橋までは、緩やかなアップダウンを繰り返しながら住宅街を進みます。

三条大橋まで残り約20キロ!!

住宅街を抜けて、県道に出て左折。

神領の交差点を右折すると…

日本三名橋の一つで近江八景「瀬田の唐橋」です。

日本書記にも登場し、織田信長により現在の状況(大橋・小橋)に整備された橋は、

「唐橋を制するものは天下を制す」と言われるほど、京都へ通じる軍事・交通の要衝であったそうです。

そのため、歴史的な数々の戦乱の舞台ともなりました。

この日は天気もよく、すごく綺麗な景色でした!!

瀬田の唐橋には「俵藤太秀郷むかで退治伝説」もあります!!

俵藤太秀郷むかで退治

【家康が作らせた水城・膳所城】

石山商店街を通り、京阪電鉄の踏切を渡り、JRの高架を潜って歩いて行くと膳所(ぜぜ)の町に入ります。

かつての城下町は、現在では住宅地になっていますが、古い町並みが残っています。

そして、お寺が多い!!

歩いていると数多くのお寺がありました!!

城下町であった膳所には当然昔、お城もあり、琵琶湖に面した場所に膳所城はありました。

徳川家康が関ヶ原の合戦後、藤堂高虎に最初に作らせた城です。

明治維新で廃城となり、今は本丸跡が膳所城跡公園として整備されています。

公園入口

広い敷地は湖に面していて、眺めがイイ〜!!

公園内

一通り膳所城跡を散策後、大津宿に向かいます。

現在は住宅になっているところに、かつての膳所城の門があったようで石碑が建っていました。

大津宿の手前には、「義仲寺(ぎちゅうじ)」というお寺があります。

ここは、木曽義仲を葬った塚があるお寺で、松尾芭蕉のお墓と、義仲の供養塔、義仲の家臣であった巴御前を弔う巴地蔵堂もあります。

そして、大津宿に到着!!

宿場の中心部は次回のお楽しみにして、JR大津駅へと向かい、帰路に着きました。(実は暑さにバテていました(-。-;)

【歩いてみて】

草津宿から大津宿の間は、多少のアップダウンはありますが、歩きやすい道のりです。

旧東海道の案内板も多数建っていて迷うことはありません。

お店やコンビニも所々にあるので、トイレや栄養補給にも困ることはないと思います。

今も残る草津宿の町並み、瀬田の唐橋、膳所城跡と見どころも多くて♬

距離は短かったですが、楽しい旅でした!!

次回は、いよいよ中山道の最終目的地、京都三条大橋へ向かいます!!

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