街道さんぽ 北国街道編 19日目

北国街道編

関山〜牟礼(長野県飯綱町)  29キロ

この日の旅で新潟県を抜け、いよいよ最後の県である長野県に入ります。

この日もとてもいい天気で、気持ちの良いスタートが切れました!

最初は前回同様、緩い登り坂が続きます。

北国街道は、現在の主要道路から外れているので、車の交通量も少なく、のんびり歩けました。

景色を楽しみながら歩を進めて行くと、神社の境内に天然記念物の大杉が!!

すごく大きい!!

樹高28メートル、幹回り8.7メートル、樹齢推定1200年だそうで…

1200年前と言うと…平安時代初期から立っている木!!

日本の歴史を知り尽くしている木ですね!!

夜にはトトロが出てきて、木の上でオカリナを吹いていそうです(笑)

しばらく進むと、「高田藩本陣跡」「加賀藩本陣の大石家」があり、関川の関所に到着です。

関川の関所は、当時のままに再現されています。

ここは、信濃との国境にあたり、北国街道の要衝として、当時は宿場町もあったそうです。

江戸時代には全国に関所が53カ所あり、越後には5ヶ所あったそうで、このうち関川関所は、北陸大名の参勤交代や、佐渡金山の輸送路にもあたっていたことから、特に重要視され、取り締まりも厳しかったとのこと…

また、「道の歴史館」では、貴重な文献やジオラマが展示され、参勤交代や佐渡金銀の輸送など、当時の様子を見ることができます。

実は、関所を通過する際、「道の歴史館」のスタッフから声をかけられて、中を見学しました。一通り見たところで、当時の様子の映画をやっているので、時間が許せば見て行ってくださいと…

それで映画も観て、歴史館を後にしました。

関川の関所を過ぎると長野県です!!

とうとう北国街道最後の県までやってきました!

しばらく進むと、国道に出て、国道沿いに進みます。

ここが結構キツかった💦

直線が長く続き、景色も単調で、登り坂💦苦手な道のりでした💦

国道のトンネルを迂回し、野尻湖に到着!

野尻湖は、標高654メートルの高原にあり、別名「芙蓉湖」とも呼ばれています。

湖底からはナウマン象の化石が出土し博物館もありました。

ここで、昼食がてら休憩〜♬

昔は街道の分岐点でもあり、ここから飯山方面への道標が立っていました。

野尻の一里塚を通り、柏原宿に入ります。

柏原宿は小林一茶ゆかりの地です。

柏原宿を抜けると、今度は戸隠山へ向かう道との分岐点があり道標が立っています。

国道沿いの道が続いていましたが、北国街道は、「落影」辺りから、山道へそれて行きます。

この山道が怖かった💦

午後2時ごろ通ったのですが、木が生い茂り、薄暗い山道で、他に誰も通行している人はいません💦

ここでも熊への恐怖が湧いてきました💦

北国街道の旅を思い返すと…倶利伽羅峠道、親不知の国道沿いの道と並ぶ三大恐怖のうちの一つでした💦

熊出没の恐怖に怯えながら、なんとか人里まで降りて来て、しばらく進むと…

江戸と金沢との中間点の道標に出ました。

加賀藩が建てたもので、ここまで来た加賀藩のお殿様は、江戸屋敷と金沢城へ早飛脚を立てて旅の無事を知らせたそうです。

ここまで来れば、今日のゴールも近くなります。

「金附場跡」や、牟礼宿の「十王坂」を通り、今日のゴール牟礼駅に到着しました。

約8時間の旅は、長い登り坂から始まり、綺麗な景色が続き、関川の関所跡や、ナウマン象の化石が出た野尻湖、小林一茶ゆかりの地、そして、熊の恐怖といろいろあった旅でした!!(笑)

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