街道さんぽ 北国街道編 21日目

北国街道編

前回、足を痛めてしまい、完治まで時間がかかってしまいました。

約2ヶ月経っての再スタートです。

前日は仕事で東京出張でしたので、帰りに新幹線を上田駅で降り、街道さんぽをして帰ることにしました。

上田駅近くのホテルで一泊、朝しなの鉄道に乗って長野駅までやって来ました。

今日は長野駅から、しなの鉄道坂城駅までの約22キロの道のりです。

JRの脇を歩き、跨道橋を渡って進んで行きます。

朝の町はとても静かで、人通りもまばらです。

国道117号線に出ると、犀川に架る丹波島橋に出ました。

橋の袂には永代常夜灯があり、旅人の目印になっていたのでしょう。

長い橋を渡っていると、橋の歴史が刻まれた案内板があり、渡し舟の時代から、舟橋の時代、木橋の時代そして鋼橋の時代へと移り行く時代と共に橋があったことが分かります。

橋を渡ると丹波島宿に入ります。

宿場には昔の高札場が復元されています。

高札場には、様々な法令や禁制などを高いところに掲示し、人々に周知させるためのものです。

地域住民だけではなく、街道沿いに立てることにより、街道を往きかう人々への情報提供も担っていました。

丹波島宿を抜けて、東に向かいます。

田んぼや畑、住宅街を通る、ほぼ真っ直ぐな道。苦手な道です。とても長く感じました。

国道18号線に出て、今度は千曲川を渡ります。

しなの鉄道の線路を渡り進んで行きます。

しばらく進むと、屋代宿に到着しました。

ここは、善光寺から4里、そして江戸から50里の地点。

東京までは200キロです。

街道歩きを続けていると、距離感覚がおかしくなります。

まだ200キロもあるのに、あと200キロかと…

今回の旅は北国街道の終点追分宿までですから、だいぶゴールが近づいてきました。

屋代宿を抜けて、左に山を見ながら、しなの鉄道沿いを歩きます。

ここも、田んぼや畑が広がっているところで、長閑な雰囲気です。

千曲駅で小休憩をした後、国道沿いを歩いていると、茅葺き屋根の大きな建物が!

お酒屋さんでした。

国道沿いを進みます。

坂城宿近くには、「名勝横吹」の案内板がありました。

この辺りは、現在とは違い、横吹の山道を登って北国街道は続いていたそうです。

大変な難所で、横吹八丁という場所もあったとのこと。

それが、明治になり、馬車・人力車が通るには不便があることから。崖を崩して、千曲川に橋を架けて新しい道を作ったと書いてありました。

現在も山と千曲川との間に国道が通っています。

景色はとても綺麗な場所ですが、昔は山を越える時代や、新しい道を作る苦労があって、現在に至っているんですね。

国道を左にそれ、旧道を進むと坂城宿です。

陣屋跡の前を通り、今日のゴールしなの鉄道坂城駅に到着しました。

今日はここから電車で、上田駅に戻り、もう一泊して、明日の午前中上田までの約12キロを歩いて帰ることにします。

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