街道さんぽ 中山道編 21日目 美江寺宿から関ヶ原宿 23キロ

中山道編

訪れる宿場…赤坂宿・垂井宿・関ヶ原宿

前回から1週間後、JR東海道線大垣駅から、樽見線に乗り換え、美江寺駅にやってきました。

今日は関ヶ原宿までの予定で歩き始めます。

宿場の真ん中辺りに、美江神社があり、神社前を南に折れて進みます。

美江神社境内に高札場跡が復元されています。

宿場内は静かな佇まいで、車の通行も多くありません。

しばらく進むと本陣跡、その先に墨俣道道標がある地点を右へ進むと宿場の端へと出ます。

墨俣道道標

小さな川を渡ると両側に田んぼが広がり視界が開けます。

遠くの山々も見えて、とってもいい景色♬

のどかな雰囲気が広がり、思わず深呼吸しながら歩いて行きました。

揖斐川に架かる橋を渡って、川沿いを左に進みます。

現在の揖斐川は、大正14年の改修工事で変更されたとのことで、昔は呂久川と呼ばれており、舟で川を渡っていたとのこと。(呂久の渡し)

皇女和宮様も徳川家に嫁ぐ際、呂久川を御座船で渡られたそうで、和宮様を忍んで、昭和4年に和宮遺跡が作られました。

中山道を歩いていると、和宮様にまつわる言い伝えや、関連場所を多く目にします。

当時はそれだけ凄いことだったんでしょうね!!

ここから赤坂宿までは、住宅街や川沿い、両側に田んぼが広がる道を進んで行きますが、途中、「三回半」「七回半」と案内がある曲がり道がありました!!

京都に向かって、3つの曲がりとわずかな曲がり、7つの曲がりとわずかな曲がりがある道で、そう名付けられたとのこと。

実際、くねくねした道が続いていました。

道標を兼ねたお地蔵様

美江寺宿から約10キロ歩いて赤坂宿に到着です。

赤坂宿は旧杭瀬川を使った湊町。

今は小さな川ですが、明治にかけて大きな流れだったらしく、赤坂湊は河川交通の要衝だった宿場です。

多い時には赤坂湊に300隻の舟が来ていたとか!!

今の面影からは考えられません!!

湊は綺麗に整備され、ベンチもあって、栄養補給も兼ねてしばし休憩を取りました。

赤坂宿のシンボル火の見櫓

赤坂湊を過ぎると宿場町に入ります。

雰囲気が残る町並みが残っていてGOODでした👍

赤坂宿の町並み

本陣・脇本陣跡を通って、次の垂井宿へと向かいます。

赤坂宿を過ぎて直ぐに、「昼飯大塚古墳歴史公園」がありました。

前方後円墳の古墳で、今は、誰でも入れる公園として整備されています。

近くには「粉糠山古墳」もあり、鵜沼宿から古墳を多く目にします。

中山道って、江戸時代以降のイメージが強かったのですが、考えた見たら、その前は「東山道」として、主要道路として使われていたのですから、ほんと、古代から続く道なんですねぇ!!実感しました!!

次の垂井宿までは、住宅街、県道を通って歩いて行きます。

途中、垂井の追分道標があり、相川に架かる相川橋を渡れば、垂井宿の東の見附があり、垂井宿到着です。

宿場内を進むと、桝形があり、1777年に建てられた旅籠「亀丸屋」があります。

今も、旅館として営業されています!!

旅館 亀丸屋

桝形を進むと、南宮大社の大鳥居、国の登録有形文化財である小林家住宅があったりと、大きな宿場ではないですが、色々見どころが多いです!!

南宮大社大鳥居
小林家住宅

小林住宅からしばらく行くと垂井宿西の見附に到着♬

次の関ヶ原宿までは約6キロの道のりです。

JR東海道線の踏切を渡り、若干の登り坂を登ると垂井の一里塚があります。

国道を渡ると、松並木が広がります!!

町の天然記念物に指定された松並木♬

江戸時代からある並木道出そうで、海沿いの道を歩いているような感覚でした!!

国道に出ると、「徳川家康最初陣地」の案内板が!!

ついつい、中山道を外れて、見に行ってしまいました!!

関ヶ原の戦いの際、徳川家康が最初に陣取ったのが、ここ、桃配山。

壬申の乱の時に、大海人皇子がここに布陣し、兵士に桃を配って勝利した故事にならって布陣した場所です。

高い山ではないので、すぐに登れますよ!!

桃配山から関ヶ原市街を望む

400年以上前、家康が立った同じ場所に自分が立って、同じ景色を見るのは、なんか嬉しかったです!!

壬申の乱の時、大海人皇子もここに立ったんですよ!!

壬申の乱は672年ですから!!

今から1350年前!!

すごいですよねぇ!!

桃配山から、今日のゴール関ヶ原駅までは約2キロ。

ほぼ国道沿いを歩きます。

関ヶ原駅前には、関ヶ原古戦場史跡の大きな案内図があります。

天下分け目の戦いがここで繰り広げられ、どの武将が、どこに陣地を張ったのかが記載されていて、合戦場を巡る参考になります。

今日の旅はここまで♬

いつものように、温泉を探して湯に浸かって帰りました笑笑。

次回は、県境を越えて、滋賀県に入ります。

長かった旅も、いよいよ近畿地方です。

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