街道さんぽ 北国街道編 1日目

北国街道編

いよいよスタートです!

ネットで昔の人は一日どれくらい歩いて旅をしたのだろうと、出発前に調べてました。そこには、男性で一日35キロ〜40キロ、女性でも25キロ〜30キロと書いてありました。昔と今とでは、道路事情が違います。足元も草鞋とウォーキングシューズと全然違いますので、軽く30キロは歩けると踏んで、初日は小松までの約32キロを目標に設定しました。ダメなら途中で公共交通機関に乗ればいいや!と軽い気持ちで…それに、現代では、途中コンビニも沢山あると…だから装備という装備は持たず、財布だけを持ってスタートしました。その考えがどんなに甘かったのか、思い知らされることに…

金沢市内の繁華街武蔵ヶ辻から西に向かって歩き出します。近江町市場を左に見ながら、香林坊を抜けて、犀川を渡ります。途中までは国道を歩いていたのですが、途中から国道を外れて、脇道へ。

すると、ここが北国街道であった道標がありました。有松を抜け、ネットで調べた道筋を基に、野々市・松任と快調に歩を進めます。松任でも道標を見つけました。道標は最近再建されたのでしょう。比較的新しいものでした。

しかし、昔の道標は「右 ○○ 左 ○○」としか記載がありません。昔は、道がそんなに分かれてなかったから、こんな表示でも人々は分かったのかも知れません。今では、道が多いので、「えっ!どっち?」と思うことが、これから先も多かったです。

松任を抜けた辺りから、田園風景が多くなってきました。白山も遠くに見えます。

のどかな道を歩いて、とても良い気分なのですが、疲れが出てきました。昔の街道は現代の主要道路からズレていることが多く、思ったほどコンビニがありません!10月の終わりでしたが、長時間歩いていると、喉も渇きます。足腰も痛くなってきて…手取川を渡る頃にはフラフラな状態…近くに駅もバス停も無く、タクシーも走っていない…お腹も空いてきて、自分の甘さを思い知らされたと同時に、昔の人々の偉大さを痛感しました。

足を引きずるように、午後2時ごろ、小松近くでファミレスを発見!昼食にありつけました。でも、まだゴールの小松駅まで数キロの道のり。

スタート時点から大幅にペースダウン…足を引きずりながら、7時間40分かかり小松駅に到着することができました。

帰りは小松駅から金沢駅まで特急サンダーバードに乗って帰りましたが、たった17分で到着…文明の力をまざまざと思い知らされた初日でした。

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